こんにちは!
「3年A組今から皆さんは人質です」8話が放送されました!
前回、フェイク動画をベルムズに依頼した「hunter」が武智大和だと確定。
武智はある者から報酬を得て、生徒をゴウショウ大学へスポーツ推薦させていた。
景山に秘密を知られた武智は、景山を陥れるべくフェイク動画を作成したことを認める。
一方で郡司は、五十嵐が柊の共犯者という事実を突き止めていた。
それでは、8話もみていきましょう!
3年A組今から皆さんは人質です8話あらすじ
3月10日。
柊は学校の屋上にいた。
「この授業で、俺の授業は完結する。」
背中から倒れこむように、屋上から落ちる。
その瞬間、柊はハッと目を覚ます。
夢を見ていた。
「ぼくは無実なんですよ!」
取調室で取り調べを受けても、武智は黙秘し続けた。
武智の取り調べをしていた郡司の後輩「宮城」が郡司に電話をかける。
郡司は別行動で相楽家を調べに向かっていた。
「五十嵐理事官の件はどうなりましたか?」
郡司は、柊の計画に五十嵐が加担していることを突き止めた。
そのことを五十嵐自身に問い詰めたが、五十嵐は動揺することもなく郡司に言った。
「俺を引きずりおろしたいなら、それ相応の覚悟と証拠を見せてみろ。」
「今日ケリをつける。」
宮城に返事をし電話を切ると、相楽の家から孝彦が仕事で出ていくのが見えた。
郡司は相楽家のインターホンを鳴らす。
文香が出迎えた。
武智が捕まり、生徒たちは柊に解放を要求した。
「澪奈のフェイク動画を依頼した武智が捕まったんだから、もうやることないよね?」
「わかった、金だろ?身代金いくら貯まったんだよ?」
生徒たちの声に、柊は答える。
「目的は金でもなければ、犯人を捕まえることではない。むしろここからが本番だといっていい。その答えは、多分明日になれば分かるだろう。」
今日の課題は自習。
柊は回収した携帯や鞄を生徒たちに返した。
「本当にいいのかよ、俺たちに返して。」
家族や友人に自由に連絡しても構わない。
しかし、柊に協力していることだけは伏せることを約束された。
生徒が解放された後、世間に生徒が共犯だと知られてしまえば普通の生活に支障をきたす。
それを避けるためだった。
「そのためにも、グ・クル・パだ。」
柊の言葉に生徒たちは呆気にとられた顔をした。
大事な決断をするときは
「グ」と踏みとどまって
「クル」っと頭を一周させれば
「パ」と正しい答えが浮かぶ。
生徒たちに笑いが起こる。
茅野は1人だけ真面目に「グ・クル・パ」の動作を真似していた。
郡司は孝彦の不在を狙い、文香に話を聞くため相楽家に訪れていた。
そこで郡司は、文香と武智の関係を聞く。
3年前、文香がまだ教師として働いていたときのこと。
武智は文香が担任をしていた生徒をゴウショウ大学に入れるよう交渉してきた。
その生徒はプロを目指していたため、文香は武智の誘いを断った。
すると武智は文香に「賄賂」としてお金を渡してきた。
「思い切って興信所に調べてもらったんです。そしたら、ある人物と繋がっていることが分かって。」
生徒たちは自身の携帯を手に、家族や友人に無事を伝えていた。
にぎやかな教室から1人、諏訪はトイレの個室に入り携帯を開く。
諏訪は、捕まっている「貴志雅臣」に電話をかけていた。
しかし、雅臣は電話に出られず留守番電話メッセージに繋がった。
「雅臣が捕まったのは、全部私のせい。ごめんね。なんで澪奈の動画を私に頼まなかったの?もしかしたら、雅臣の優しさだったのかなって。今までありがとう。さよなら。」
取調室では、雅臣が諏訪の音声を聞いていた。
「景山澪奈を潰すよう依頼してきたのは武智だ。その武智を裏で操っている男がいる。それが俺たちのバックにいる人間だ。」
雅臣は武智が依頼者ということを自供した。
社長室で、孝彦はネットの反応を見ていた。
そこにファイター田中が訪れる。
「一颯が起こした事件とどうかかわっているんですか?あなたに協力した何人かは、捕まるんじゃないかとビクビクしている。」
田中の質問に孝彦は答える。
「心配することはない。現場に迷惑をかけるつもりはない。」
「文香ちゃんのことですか?」
孝彦の反応に、田中は孝彦と柊が共犯していることを確信した。
「違うとは言わない。だがもっと…根が深い。」
孝彦は窓から遠くを見つめた。
柊の携帯に、ファイター田中から電話が入る。
「テレビ見てるよ。大変そうだな。」
田中のフランクさに柊は笑った。
「自分のやっていることが正義だと言えるのか?」
田中は真面目な表情になり、柊に質問をした。
「正義かどうかは分かりません。でもこれが、俺の切り開いた道なんです。俺はヒーローになれませんでした。でもそれでよかった。子どもたちのヒーローではありませんから。」
郡司は武智がいる取調室へと入った。
「相楽文香さんを知っているか?文香さんにも(景山と)同様の手口を使っていた。」
郡司はある動画を武智に見せた。
動画には文香と生徒らしき男の子が映っていた。
文香が生徒の手をとり、ホテルに入っていく様子が流れた。
この動画が原因で文香は教職を辞めていた。
武智は景山のフェイク動画と同じ手口で、秘密を知ってしまった文香を陥れていた。
「牧原正一郎、元文部科学大臣。奴とグルだったんだろ?」
郡司の言葉に、しらを切っていた武智は動揺を見せた。
「あの動画にいるのは僕じゃない!」
取調室から出ていく郡司の背中に向かって、武智は叫んだ。
取調室を出て、郡司は五十嵐に会いにいくことを宮城に伝える。
いよいよ五十嵐逮捕に取り掛かるのかと、宮城は胸を躍らせた。
「場合によってはな。」
郡司の言葉に、宮城は郡司を引き留める。
「ちょっと待ってください。もし理事官に共鳴したら、見逃すってことですか?」
郡司は何も答えず、その場を立ち去った。
生徒の1人「西崎颯真」は、武智の殺人犯疑惑で盛り上がるSNSを眺めていた。
西崎は過去を振り返る。
景山のドーピング動画が流出したとき、西崎は率先してネットに拡散を行っていた。
しかし、堀部がその動画はフェイクだと気づき西崎に伝える。
真実を知ってしまった2人はその後、他の誰に真実を話すことはなかった。
西崎に堀部が話しかける。
生徒たちがそれぞれ好きなことをして教室で過ごしているなか、堀部は柊のパソコンで景山が命を絶った直前に撮られた「防犯カメラ」の解析を続けていた。
そして驚くべきことが判明する。
堀部は西崎を廊下に呼び出し、「防犯カメラ」の映像を見せる。
画面を見て、驚く西崎。
その後ろには、石倉の姿があった。
石倉は気が動転し、教室中にいる生徒たちに呼びかける。
「あの動画の犯人、武智じゃねえ!あれは武智の顔を張り付けたフェイク動画だったんだよ!」
堀部は必死に隠そうとしたが、渋々パソコンを開き生徒たちに動画を見せた。
画面には、動画に映っている武智の顔が拡大されて映されていた。
堀部がキーを叩くと、武智の顔が消え、別人物の顔が映された。
それは、柊一颯だった。
「遅かったか。」
柊は教室に入り、パソコンを回収しなかったことを悔やむように下を向いた。
「景山が自殺した日、先生が景山と一緒にビルに入ったということか?」
生徒たちは柊に疑問をぶつける。
「本当はどうすべきか。俺をどうしたいか。お前たちが決めろ。」
教室を出て、美術室に入る柊を、茅野が追いかける。
「どうしてあんなことを…」
柊は茅野に目を向ける。
「そうか…お前も居づらいよな。ついてこい。」
美術準備室へ足を運ぶ柊の携帯に、五十嵐から電話が入る。
「どうした郡司、こんなところに呼び出して。」
電話は五十嵐からだった。
五十嵐は柊に電話をかけた状態で、携帯をポケットにしまった。
五十嵐は郡司に会議室へと呼び出されていた。
「証拠と覚悟を見せに来ました。」
郡司は、文香の戸籍を調べた。
文香の母親は孝彦と再婚後、亡くなっていた。
文香の母親の元旦那、および文香の実の父親は五十嵐だったことが判明した。
その事実を五十嵐に伝える。
「俺と柊を繋げる証拠は?」
「あなたの拳銃ですよ。柊一颯が持っているんでしょう?」
五十嵐は反論しなかった。
「牧原正一郎ですか?教育委員会も操れる教育委員会の胴。」
郡司は、柊や五十嵐の目的は牧原正一郎を捕まえることか聞いた。
「その程度の相手なら、犯罪に加担したりしねえよ。」
「だったら、一体だれと戦おうとしているんですか!」
会議室に数名の男が入ってくる。先頭を歩く男は理事官「本庄」だった。
「選手交代だ。お前と柊との関係を、宮城から聞いた。見損なったよ。」
五十嵐は宮城の告げ口によって、連行された。
本庄は郡司に、柊立てこもり事件の担当に戻るよう命じ、その場を立ち去った。
A組の教室では、柊が「景山を殺害した犯人」ではないかとの疑惑が浮上していた。
西崎は、武智になりすましていた柊が映っている動画をネット上に拡散しようと提案する。
一方、美術準備室では、柊と茅野が教室の光景をカメラ越しに見ていた。
「動画アップされたらどうするんですか?」
茅野の質問に、柊は冗談交じりに「逃げようかな。」と答えた。
柊は続けて茅野に今朝見た夢を話す。(冒頭で、柊が屋上から飛び降りるシーン)
「それ、正夢になりませんよね?」
柊は茅野に目を向けず答える。
「もうすぐ俺の授業が終わるのは本当だ。」
動画を見ていた逢沢が突然叫ぶ。
「この動画おかしい!」
生徒たちは何事かと、逢沢の周りに集まる。
逢沢はみんなに、自身のビデオカメラの映像を見せた。
そこに映るのは「防犯カメラ」と同日に逢沢が撮影した景山の姿が映っていた。
景山は、学校指定のエナメルバッグを持ち帰宅しようとしていた。
しかし「防犯カメラ」に映る景山は「水泳バッグ」を持っていた。
「こいつは景山じゃねえ。」
「防犯カメラ」に映る景山の姿は、別人だった。
「防犯カメラ」だと思っていた映像は、柊が用意した「フェイク動画」だということが判明した。
「公表すべきだ。」
生徒たちの止める声も聞かず、西崎は柊が映る動画をネット上に拡散しようと試みた。
「景山のときみたいに、何もしないで後悔したくないんだよ!」
西崎に堀部が体当たりをする。
西崎は倒れこみ、堀部を睨んだ。
「グ・クル・パ。グっと踏みとどまって、グルっと頭を一周させる。私もそう、見て見ぬふりをした、あの時をすごく悔やんでる。でも、景山さんのときと今回は違う。だから、もっとちゃんと考えよう。」
堀部の言葉に、西崎は涙を流した。
一部始終を見ていた柊もまた、涙を流していた。
「届いてたんだなぁ。一人ひとりが、目の前の問題にどう向き合うべきか。想像力を働かせて、いろんな可能性を鑑みる。俺の伝えたかったことがちゃんと、届いてるんだなぁ。」
茅野は柊にタオルを手渡す。
「このタオル、先生の想いが伝わったから、使えるようになりました。」
茅野が持っていたタオルは、景山から贈られたものだった。
「ありがとう。」
柊はタオルを手にとり、涙を拭った。
突然、柊のパソコンからサイレンが響き渡る。
教室で座り込み、放心している西崎に甲斐が話しかける。
「そんなに納得いかねえんなら、直接あいつに自分の想いぶつけてみろよ。」
甲斐を筆頭に生徒たちは美術準備室に入ると、そこに柊の姿はなかった。
代わりに、柊が座っていた椅子には茅野が座っていた。
柊の居場所を聞かれると、茅野は目の前の画面を指差した。
画面の先には、郡司がいた。
郡司は1人、校内に侵入していた。
「大胆ですね~。爆弾で命を落とすかもしれないのに。」
「お前は俺を殺さない。五十嵐理事官が現場を外された今、人質を殺す意思のないお前は袋のネズミだ。だから警察と交渉できる本当の人質が欲しい。だろ?」
郡司の推理に、柊は称賛した。
「先生!警察がきます!」
柊が耳につけていたイヤホンに、茅野の声が聞こえた。
理事官本庄が、SHITを校内に突入させていた。
柊は郡司に拳銃を向けると、郡司も柊に拳銃を向けた。
柊は郡司の脚を打つ。
郡司は脚を引きずりながらも柊に近づき、お互い頭に拳銃を向ける。
「お前は間違ってる。なにを企んでいようが、これは立派な犯罪だ!」
「分かってますよ!それでもやらなきゃいけないんだ!そのために俺は、この命を懸けたんだ!」
柊の姿を見ていた西崎は呟いた。
「止めてくれてよかった。あんなになるまで戦ってる先生の想い、ちゃんと知ってからじゃないと、俺またきっと後悔してた。」
堀部は嬉しそうにうなずいた。
柊は郡司に殴られ続け、倒れこんだ。
「手こずらせやがって。」
郡司が柊に手錠を掛けようとしたその時、郡司は呻き声を上げ倒れこんだ。
「嘘だろ…」
郡司が後ろを振り返ると、そこには特撮ヒーロー「ガルムフェニックス」が立っていた。
「Let’s Think!」
3年A組今から皆さんは人質です8話感想
景山が命を落とした直前に撮られた「防犯カメラ」の映像は、柊が作成した「フェイク動画」でした!
フェイク動画(ドーピング動画)の犯人を突き止めるために、フェイク動画を作成するってすごい考えだな~と感心してしまいましたね(笑)
景山が命を落として後悔の念に苦しむ生徒が2人出てきました。
西崎颯真と、堀部瑠奈。
2人は電脳部に所属し、交流がありました。
景山のドーピング動画が流れ、噂を信じた西崎は真っ先に動画をネット上に拡散。
その後、堀部の技術によってドーピング動画がフェイクだと分かった西崎は、罪悪感を抱きながらも事実を隠してしまいました。
防犯カメラの動画は柊のフェイクだと分かった時、西崎は武智に対して景山と同じ罪悪感を抱いてしまったんですね。
ネット上に拡散しようとした西崎を止めた堀部も、景山の動画の事実を隠していたことに後悔の念を抱いていました。
柊から教わった「グ・グル・パ」を実行しぶつかり合い、話し合う生徒たちの姿を見た柊は涙を流していましたね。
菅田くん毎週回泣いてるのすごいなぁ。
しかし、防犯カメラのフェイク映像に映っていた男は武智ではなく柊でした。
そして景山の後ろ姿かと思っていた女子高生は一体誰だったのか。
髪型や背丈からして、茅野の可能性高いですよね…?
なんか柊との距離も近いし…(*_*)
柊の共犯だった五十嵐理事官もついに捕まり、代わりに本庄という理事官が事件を担当しました。
郡司は真実をつきとめ柊の目的を探ろうとしていたため、五十嵐を泳がそうとしていました。
宮城は郡司の思惑には気づかず、独断で告げ口をしてしまいましたね。
郡司と宮城はずっとコンビで捜査してきたのに、2人の間に亀裂が入る音がしました(:_;)
そして最後に柊と郡司の対決。
柊は躊躇なく郡司の脚を拳銃で撃ちましたが、郡司強かった。
柊は郡司にボコボコに殴られて倒れこんでしまいました。
郡司が柊に手錠を掛けようとしたところ、それを阻止したのはなんと「ガルムフェニックス」。
ファイター田中が演じた特撮ヒーローでした。
その正体は一体だれなのか!?
スーツの中身、ファイター田中ですよねきっと(笑)
これで違かったらもう驚きです(^^;)
▽8話を見逃した方はHuluで観られます▽
さいごに
防犯カメラの映像はフェイク動画。
生徒の成長が感じた柊が涙。
柊のピンチを救ったガルムフェニックスの正体とは?
もう終わりが近づいてきてちょっと寂しいーー!!