こんにちは!
「3年A組今から皆さんは人質です」9話が放送されました!
前回は、柊と郡司の直接対決。
殴り合いの末、郡司は倒れる柊に手錠をかけようとした。
しかし、柊のピンチを救った人物がいた。
「うそだろ…」
郡司の目の前には、特撮ヒーロー「ガルムフェニックス」が現れた。
それでは9話もみていきましょう!
【3年A組今から皆さんは人質です9話あらすじ】
時が経ち、3年A組の生徒は再び教室へと集まる。
3月9日。
柊一颯の3回忌だった。
甲斐は仕事をしながらダンスを続けていた。
魚住は幾度ものアプローチの末、須永との交際に成功。
真壁は熊沢の専属トレーナーとなり、熊沢は水泳選手として活躍。
西崎はファイター田中のもとで弟子入り。
諏訪は事務所を変えて、モデルとして活躍し続けていた。
それぞれが懐かしむ中、教壇には柊の遺影が飾られていた。
そこで、逢沢が撮影してきた「景山澪奈のドキュメンタリー映画」が流される。
しかし、集まったA組の生徒の中には茅野だけがいなかった。
景山を撮影した逢沢にはある想いがあった。
―逢沢の回想―
「君を撮らせてほしいんだ。」
逢沢からドキュメンタリー映像の撮影を申し込まれた景山は、それを断る。
立ち去ろうとする景山を逢沢は呼び止める。
「すごいギリギリのところで戦ってて、それを誰かに吐き出さないと、壊れるんじゃないかって。だから自分の想いをカメラに吐き出してみたらどう?」
景山は逢沢の言葉に承諾した。
景山の映像が流れる。
景山と茅野との出会い。
茅野から景山に贈られたキーホルダー。
水泳大会で優勝し、喜び合う2人。
しかし茅野の思わぬ言葉にショックを受ける。
そして、ドーピング映像の流出。
誤解をしているみんなに説明をするという逢沢を、景山が止める。茅野を巻き込まないため、孤立することを決意した。
美術室には柊と景山がいた。
「どうして私の気持ちが分かるの?」
景山の質問に、デッサン画を描きながら柊が答える。
「俺の知り合いも、君と同じ目に遭った。君の力になれるかもしれない。」
「これから会ってくる。この学校の先生なの。」
美術室を去ろうとする景山を柊が呼び止める。
「俺も一緒にいこうか。」
景山は断り学校を後にした。
映像の途中で、遅れてきた茅野が教室に入る。茅野は映像の中にある景山の姿を見つめた。
時は戻り、3月9日。
特撮ヒーロー「ガルムフェニックス」と郡司が戦っていた。
ガルムフェニックスの最後の飛び蹴りで、郡司は気を失った。
SHITが突入しようとしたその時、本庄理事官の携帯に柊から電話が入る。
「こっちには人質がいるんで。人質は、刑事さんですよ。」
柊は眠る郡司の写真を郡司の後輩、宮城の携帯に送る。
本庄はSHITの突入を断念した。
「お前の狙いはなんだ。」
「明日また、ご連絡します。」
電話を切り、柊はそのまま倒れた。
郡司は気を失っている隙に手錠をかけられ、捕らえられていた。
目を覚ました郡司に、熊沢が食料を差し出す。
「生徒まで手なずけるなんて、大したもんだ。どうして柊に協力する?」
郡司の質問に熊沢が答える。
「受け止めてくれるんで。私たちと向き合って、ぶつかり合って、受け止めてくれるんで。」
熊沢は一礼してその場を去った。
ガルムフェニックスの正体は、ファイター田中だった。
西崎と堀部は、スーツを脱いだ田中に歓喜した。
「俺の正体は、警察にも秘密だからね。」
西崎は田中に質問する。
「なんで助けてくれたんですか?」
田中は笑顔で答える。
「世界を敵に回してでも、正義のために戦うのが、正義の味方だから。」
立ち去る田中の後ろ姿を見て、西崎は目を輝かせた。
「半日経っても何の連絡もよこさない。一体どうなっているんだ。」
本庄理事官は、柊から連絡がないことに苛立ちを覚えていた。
五十嵐理事官は黙秘を続け、武智は任意同行から解放され帰宅した。
相楽孝彦は、柊が武智に装ったフェイク動画をSNSに投稿する。
武智へと向いていた殺人容疑が、一気に柊へと変わった。
生徒や教師たちもそれぞれ、その投稿を見ていた。
柊の携帯に「S」から電話が入る。柊は目を覚まし、電話に出た。
「体は大丈夫?予定より少し早いけど、例の動画をアップした。これから失投する。」
相手は孝彦だった。
「私や五十嵐さんが君に協力したのは、文香や景山さんのような犠牲者を出したくないからな。これで、何かの遺跡を閉じられたんなら、それは意味のあることだと思ってる。」
柊が黙っていると、孝彦は続けた。
「私は、田中がガルムフェニックスを君に譲るって言ったとき、反対したんだ。でも今なら分かる。君は、その価値のある男だった。文香の心に寄り添ってくれてありがとう。」
孝彦は電話を切り、警察署へと向かった。
ネット上で、柊が殺人の容疑者として浮上し、生徒たちは不安に感じていた。逢沢は、景山が命を落とした当時のことを思いだす。
―逢沢の回想―
景山が命を落とした数日後、柊は逢沢に「景山のドキュメンタリー映像」を見せてほしいとお願いする。
理由を聞く逢沢に、柊は言葉をかける。
「お前、茅野のこと好きだろ。」
驚く逢沢に、柊は学校に立てこもる計画を明かした。
「真相を明らかにするためには、俺が最終的に全国民の敵になる必要がある。」
柊が教室に入る。
「俺の授業を始める。」
柊はいつも通り振る舞っていた。
「これからお前たちにすべてを話す。俺の計画も、本当の目的も。想像力をかきたてて、よく聞いてほしい。」
生徒たちは黙って、柊を見つめた。
柊は話を始めた。
柊には、学生時代から付き合っている恋人(文香)がいた。
文香は武智の秘密を暴いたことで、フェイク動画を流された。それをきっかけで精神を病んだ。
柊は武智の証拠を掴むため、魁皇高校の教師となった。その後、柊は癌を発症。
闘病生活をしていたとき、景山のドーピング映像が流出されたことを知る。
柊は景山を呼び出し、話を聞いた。その日の放課後、景山は武智を説得するため1人学校を出た。そして命を落とした。
「あの日、武智は景山に会っていない。景山を殺した本当の犯人は――――」
「景山は泣きながら俺に訴えたよ。『私はもう、私じゃない。助けて先生』って。」
柊は当時、景山に同行しなかった自分を恨んだ。余命を宣告されていた柊より先に景山が命を絶った。
「自問自答を続けた結果、この計画に至った。」
柊の目的は3つ。
1つ目。武智大和に自分が犯した過ちを気付かせること。
2つ目。立てこもりを計画した最大の理由、「それは―――――」
3つ目。柊は懐からナイフを取りだし、生徒たちの前で自分の手の甲に刺した。
生徒たちは悲鳴をあげた。
「ナイフを刺せば、血が出る。痛みも伴う。場合によっては命も奪える。当たり前のことだ。でも今の社会は、当たり前のことに気が付く暇もないくらいに忙しく回り続ける。お前たちには、それに気づかない感情が麻痺した大人にはなってほしくなかった。」
生徒たちは涙を流して、柊の言葉を聞いていた。
「想像力を働かせて、自分の言葉や行動に責任をもつ。考えることの大切さをみんなには伝えたかった。それが3つ目の目的だ。」
「この10日間で、見違えるほど変わってくれた。それが何より、なにより嬉しかった。俺を教師にしてくれてありがとう。」
柊は生徒たちに向かって頭を下げた。
「明日の昼に、皆を解放する。俺の授業はこれで終わりだ。今までお疲れ様。」
柊は教室を出て、美術室へと戻って行った。
柊は本庄へ電話を掛ける。
「郡司真人警部を連れて、第一校舎の屋上に行きます。そこで、最後の要求をします。いよいよ、クライマックスです。盛り上がっていきましょう。」
柊が電話を切ると、うしろには茅野が立っていた。
「どうして人質を連れて屋上へ行くんですか?自分を悪者に見せるためですか?世の中に先生が今回の犯人だって思わせるためですか?」
柊は茅野に目もくれず冷たい言葉をかける。
「教室へ戻れ。」
茅野は引き留めようと、柊にしがみつく。
「私は先生を信じてきました。今でも信じてます。でももう限界です。先生がこれ以上悪者にされるのは納得できません。」
柊は黙って茅野を突き放し、美術準備室へと入って行った。
柊は郡司に銃を突きつけ、郡司を屋上へと誘導する。
そこに茅野が後をつけてきていた。
「先生は何のために、誰のために戦っているんですか?」
「Let’s Think.」
柊は茅野に笑顔を向け、爆弾スイッチを押した。
柊と茅野の間にある爆弾が爆発し、ついてくる茅野の道をふさいだ。
逢沢が茅野に駆け寄る。
「先生が…止められなかった。」
逢沢は、柊から聞いた言葉を茅野に話す。
「真相を明らかにするためには、俺が最終的に全国民の敵になる必要がある。」
柊のこの言葉には続きがあった。
「そうでもしなければ、俺の目的は果たせない。そしてこれは、茅野のためもある。」
逢沢は、その言葉を聞いて、柊に協力することを決めていた。
「警察の皆さん、お待たせしましたー!!」
柊は郡司を連れて屋上に現れた。
校庭には、教師や警察が集まっていた。
茅野が教室に戻る。
「みんなに話があるの。」
生徒たちは、屋上にいる柊の生中継に夢中で、茅野に興味を示さなかった。
「殺したの。私が澪奈を殺した。」
中継を見ていた生徒たちは、一斉に茅野へと目を向ける。
その直後、柊の左胸に銃弾が当たる。
柊は後ろへと倒れこむ。
「柊が撃たれました!」
キャスターの声に驚き、茅野に向いた視線は再び再び画面へと向けられた。
3年A組今から皆さんは人質です9話感想
立てこもりから10日間。全容が明かされてきましたね!
柊が立てこもりを計画した目的は3つ。
- 1つ目は武智に過ちを自覚させること
- 3つ目はA組の生徒たちに、責任ある大人になってほしいという願い
あれ?2つ目は?(*_*)
柊が生徒に話している映像は流れましたが、なぜか音声が消されていました。
9話では明かされないということですね。
柊は、景山を殺害した真犯人についても生徒たちに話していましたが、これもまた音声が消されていました。
勿体ぶるな~(^_^;)
柊に協力していた五十嵐は捕まり、相楽孝彦も自首しました。
この2人は、精神を病んだ娘のため、娘と同じ被害者を出さないために柊に協力していたんですね。
そして、逢沢が柊に協力した理由も明かされました。
逢沢は、何かに切羽詰っている景山を見かねてドキュメンタリー映像の撮影を申し出ました。
撮影をしていくうちに、景山と茅野が仲良くなり茅野へと恋心が芽生えたのかもしれませんね。
景山が命を絶った後、逢沢が茅野を好きだと知った上で協力を仰いでいました。
「茅野のためでもある。」という柊の言葉。
「私が澪奈を殺した。」と話す茅野。
景山の親友で、事件解明に率先して取り組んでいた彼女が、事件にどのように関係しているのでしょうか。
最後に、柊は何者かに撃たれました。
校庭には警察がいて、本庄理事官も驚いた様子でした。
警察の指示ではないところで、銃が撃たれたということですね。
柊を撃った人物とは・・・?
冒頭で流れた、柊の三回忌は撃たれた日と同じ3月9日。
柊はこのまま命を絶ってしまうのか。
続きがきになります!!(:_;)
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さいごに
次回いよいよ最終話!
景山を殺害した人物とは!?
柊の「立てこもり計画」の全容が明らかになります。
待ち遠しいですね!(^O^)