こんにちは!
「3年A組今から皆さんは人質です」7話が放送されました!
前回は、ベルムズにフェイク動画を依頼した「hunter」こと、魁皇高校教師のあぶり出し。
水泳部顧問「坪井勝」は、過去に生徒の水越を退部に追いやった過去があった。
坪井が犯人だと疑う生徒たち。
しかし、水越を退部に追いやったのには、水越の命を守るためだった。
指定の時間になっても犯人は名乗り出なかったため、柊は教室の爆発を決行したかと思えた。
フェイクの爆破を起こしたのち、柊は犯人として「武智大和」先生を名指しする。
それでは7話もみていきましょう!
3年A組今から皆さんは人質です7話あらすじ
立てこもりから7日が経過した、3月7日。
「私は、あなたがベルムズに動画を依頼した犯人だと思っています。」
柊の言葉に、武智はすかさず反論をする。
「僕がやったっていう証拠はあるんですか?」
「いずれネットの皆さんが暴いてくれますよ。」
柊の根拠のない回答に、武智は笑った。
SNS上では、「景山が自殺をした当日」の動画が投稿され、話題となっていた。
動画には制服を着た女の子と、スーツを着たサラリーマンが並んで建物の中に入って行った。
その女の子の持っている鞄には、刺繍で「Reina Kageyama」と書かれていた。
武智は、自身の写真集発売記念イベントにいた。
そこで武智は、カメラにむかって語りかける。
「私は身の潔白を証明してみせます。親戚のタネコおばさんの名にかけて!」
柊に対する宣誓布告だった。
午前11時すぎ。
柊は教壇の前に立った。
「ちょっと遅めの、俺の授業を始める。お前らニュースは見たか?」
武智を犯人だと断定する柊に、生徒たちから不安の声が上がる。
「直接本人に確かめてみようか。」
柊は武智に電話をかけた。
「今日の課題はズバリ、武智先生にやってもらおうと思いまして。今夜8時までにすべての罪を自白してください。」
武智は呆れたような反応をした。
なおも無実を主張する武智に、SNSに上がった動画について説明する。
「あれは、おそらく景山澪奈が命を絶った直前の様子を描いた防犯カメラの映像です。実はあの日、景山澪奈はフェイク動画の犯人に会いに行ったんです。つまり、あの動画に映っている人物が犯人かもしれない。ということです。」
「もし8時までに罪を償う気がないのなら、あなたの最も大切にしているものを奪います。」
柊は一方的に電話を切った。
武智にとって最も大切なもの。それはもちろん生徒。かと思いきや武智は、愛犬の名前「マブちゃん!」と叫び、家に向かって走り出した。
柊は生徒にある動画を見せる。
動画には、美術室にいる景山と柊の姿が映されていた。景山が柊に話しかけている。
「これから会ってくる。フェイク動画の犯人。この学校の先生に。」
続けてネットに流れた動画を見せる。
「この男が景山さんを殺した可能性もあり得るよね?」
生徒の言葉に茅野が反応する。
「そんなのありえない。」
しかし、「なんでそう言い切れんだよ?」という生徒の言葉に、茅野は根拠を言えなかった。
武智への疑惑が高まるなか、瀬尾と魚住は、武智を庇う発言をする。
2人は武智のスポーツ推薦で、大学への進学が決まっていた。
柊は瀬尾にPCを差し出し、動画の解析を課した。
「自分の手で、武智先生の身の潔白を証明してみろ。」
柊が教室を出たあと、生徒たちは動画の解析を始める。
瀬尾は、PCに群がる生徒たちをかき分け、その場を離れようとした。逢沢は瀬尾を呼び止める。
「ねえ、スポーツ推薦もらったのって、ゴウショウ大学?」
そうだけど。と返事をする瀬尾に逢沢は続けた。
「ゴウショウ大学で、武智の推薦者のほとんどが1年目で大学を辞めてるって知ってる?」
逢沢の言葉に、魚住も反応を示した。
武智は選手の能力を見極めないで推薦し、大半が練習に追いつけなくてメンタルが壊れて辞めていってしまう。という噂があった。
魚住は初耳だった。
「力が無きゃ生きていけないことくらいわかってる。覚悟はできているよ。」
瀬尾はそういい残し、教室を離れた。
瀬尾と魚住は過去に、大学の推薦に落ちていた。魚住は柔道を諦め、実家の米屋を継ぐと語る。瀬尾も諦めかけていた。
そんな2人のもとに武智が走り寄る。
「進路のことで話があるんだ。」
武智は2人にゴウショウ大学の推薦を勧めていた。
スポーツで結果を残せば、学費は免除されスポンサーがつく。
そうすれば、親に負担をかけることもなく、スポーツに専念できる。
武智の言葉に2人は喜んび、お互いの拳を合わせた。
美術準備室に諏訪と水越が訪れる。そこで柊の顔色が悪いことに気付く。
「大丈夫?なんかすごい汗かいてるよ。」
柊がごまかしていると突然、ドアの後ろから男子生徒が駆け込んできた。
瀬尾が引き連れた一部の生徒が柊に襲い掛かる。
弱っている柊の抵抗もむなしく、瀬尾に爆弾スイッチを奪われた。
「武智は何もやっていない!あんたがそう決めつけてるだけだ!」
騒動に気付いた生徒たちが柊のもとに駆けつける。
柊は解放され、瀬尾たちは押さえつけられた。
瀬尾は悔しそうに柊を睨みつける。
「俺にはこれしかねえんだよ。やっと掴んだチャンスなんだよ!!」
武智が犯人と特定されれば推薦が無くなってしまう。
瀬尾はそれを恐れた。
そして柊を襲う計画を立て、一部の生徒をかき集めて実行した。
「今回はしょうがねえだろ。お前ならまた次があるって。」
瀬尾を宥める須永の言葉に、魚住が反応する。
「そんな簡単に言わないで…。諦めかけていたときに声をかけてもらえて、こんなチャンス、二度とないって喜んで。なのに、また次があるなんて簡単に言わないでよ。」
瀬尾と同じ立場にあった魚住は、泣きながら気持ちをぶつけた。
「瀬尾、お前のゴールはどこだ?スポーツ推薦で大学に入ることか?それとも大学を卒業しても、選手を続けることか?」
柊の質問に瀬尾は答える。
「知らねえよ。目の前のことにいっぱいいっぱいで、考えたこともねえよ。」
柊はゆっくりと立ち上がり、「それでいい。」と返す。
そして生徒たちを見て続けた。
「お前たちに頼みがある。俺という人間をジャッジしてくれないか?」
SNS上では、例の防犯カメラの動画の解析が進んでいた。
景山の隣をあるいていた男が着用していたジャケットは、当日テレビで生出演をしていた武智と同じもの。
靴は武智の特注品の靴と同じものだった。
「例の動画、話題になっているみたいです。」
柊は、相楽孝彦と電話で会話をしていた。
「警察が撮影所に来たそうだ。」
孝彦は柊に状況を伝える。
「じゃあ火薬などを調達してもらったことも、バレたかもしれませんね。」
孝彦は「後悔はしてないさ。」と返し、続けた。
「私たちがやっていることは恐らく間違っている。でも、必要なことだ。頼んだよ。」
郡司は孝彦の経歴を調べた。
相楽孝彦。
放来制作会社の代表取締役社長。
数々の特撮ヒーロー番組をプロデュースして、現在は撮影所の経営も兼務。
「相楽文香の母親はもう亡くなっているのか。」
文香の母親は文香を産み、孝彦と再婚した後亡くなっていた。孝彦と文香に血縁関係はないことが分かった。
夜8時。
柊に呼び出された武智は1人で校内に訪れる。
柊は携帯を取り出し、録音された音声を武智に聞かせる。
「岸くん。景山澪奈のフェイク動画ありがとうね。ほら、ドーピングのやつ。これでもう彼女の選手生命は終わりだね。」
音声から流れるその声は、武智の声だった。
柊は過去に、武智の通話を盗聴していた。
柊は景山から以前聞いたことを、武智に話した。
景山は、武智のスポーツ推薦の話を受け入れなかった。
武智は、景山をゴウショウ大学に入学することを条件に多額の報酬をもらうはずだった。
しかし、いくら説得をしてもなびかない景山にしびれを切らし、武智はお金で交渉をはかった。
「何言ってんだ。そんなことするわけないだろ。」
否定する武智に、柊は続けた。
「あなたは毎年一定数の生徒をゴウショウ大学に推薦入学させて、選手の活躍に応じて報酬を受け取っていた。だが皆がみんな活躍できるわけじゃない。あなたの推薦で入学した生徒の9割が大学を1年目で退学していました。」
大学に推薦で入れた1割の生徒が活躍を見せることで多額の報奨金を受け取る。
その一方で、大学1年目で結果を残せなかった9割の生徒には、強制退部や授業料免除の撤回などに追いこんでいた。
それが武智のやり方だった。
景山は、武智の企みを知っていたから、誘いを断っていた。
「もうこんなこと辞めてください。もし辞めないなら教育委員会に訴えます。」
武智は自身のしてきたことが明るみになることを恐れ、景山を陥れるべく、ベルムズにフェイク動画を依頼した。
武智は憤慨し、柊の考察を否定した。
「フェイク動画の顧客リストも、盗聴テープもそうだ。警察に提出できない意味のない物証ばかり。詰めが甘いんだよ!そんなことで僕を追い込もうとしたって無駄だ。」
柊の携帯に「I」(五十嵐刑事)から画像が送られてくる。
立ち去ろうとする武智を柊が呼び止め、携帯の画面を見せる。
「そうでもないですよ。動画にあなたの顔が映っていたそうです。」
武智は差し出された画面を見ると、防犯カメラの動画の一部を切り取り解析した画像が映されていた。
SNSに拡散されたその動画は、一般人の手によって細かく解析された。
そして動画に映る男の顔が明白となる。景山が建物に入った後、建物から出てきた1人の「キャップを被った男」の顔は武智だと特定された。
武智は気が動転し、その画像を否定する。
「確かに、あの日俺は景山と会うことになっていた。君の言うとおり、フェイク動画の件だ。俺はフェイク動画を依頼したことがバレて脅してきたんだよ!」
武智の言葉を拾い、柊が質問をする。
「フェイク動画の件は認めるんですね。」
武智は肯定した。
「あぁ!でも俺は彼女に会えなかった!彼女は俺と会う前に…」
柊は武智に背を向け、上の方に向かって語りかけた。
「みなさーん。お聞きしましたか?武智先生が自分の罪を認めました。」
武智が状況を呑み込めないでいると、柊は撮影していたことを明かす。
武智と柊のやり取りはカメラで撮影され、SNSに生配信されていた。
「この映像を見ている皆が証人です。もう言い逃れはできませんよ。」
柊は撮影を止めて、頭を抱える武智に言葉をかける。
「約束通り、あなたの大切な物をいただきました。名声と権威。それがあなたにとって、何より大切なものだった。これですべてを失った。」
武智は言い訳をするように、語りだした。
「見込みのありそうなやつに、美味しい環境を与えてやっただけじゃないか。できなければ消される。そんなの当然だろ。こっちとしては、ダメなら別の物を差し出せばいい。商品価値のないやつに用はないんだよ。」
撮影は止まっていたが、音声だけはA組の生徒の教室に繋がっていた。
柊は武智の胸倉をつかみ、声を荒げる。
「生徒は物じゃない!人間だ!!俺たちが導いてやらなきゃならない、もろくて未完成な人間なんだよ!」
柊は武智を床に投げ捨てた。
「あいつらの将来を俺は見届けることができない。だからこそ、あいつらには幸せになってもらいたい。」
柊は拳銃を取りだし、武智に突きつける。
武智が怯えていると、五十嵐と警察部隊が駆け付ける。
「警察の皆さん、あとは頼みましたよ。」
柊は足早に校内の奥に消えていった。
五十嵐は武智のもとに行き、頬をビンタする。
「署までご同行願えますか。」
武智はパトカーに乗せられ、警察署に連行された。
A組の静寂をやぶったのは茅野だった。
「勝利だよね。先生の言ってたジャッジ。柊一颯の完全勝利だよね?」
茅野は瀬尾に顔を向け、語りかける。
「瀬尾くんの気持ちを推し量ることなんてできない。でも、きっと今こそ、明日の活力に変える時なんじゃないかな。」
瀬尾と魚住は涙を流した。
「瀬尾なら、できる!」
魚住は瀬尾に力いっぱいの言葉をかけた。
「お前もな。」
2人はお互いの拳を合わせた。
「ついに武智を追い詰めましたね。」
五十嵐のもとに郡司が訪れる。
捜査から外されたはずの郡司が未だに干渉してくることに、五十嵐は呆れを見せていた。
「柊一颯と相楽孝彦は、裏で繋がっていました。あなたもグルですよね?五十嵐理事官。」
五十嵐は郡司を睨みつけた。
生徒は事件が解決したと安堵していた。しかし、いまだ解放されない現状に疑問を抱いていた。
「まだ続きがある……?」
柊は美術準備室に戻り、呟いた。
「さぁ、これからが本番だ。」
3年A組今から皆さんは人質です7話感想
武智先生、捕まりました!!
カリスマ教師と謳い、メディアに多く出演していた武智先生。
実は大学と裏取引をして報酬をもらっていたんですね。
学費免除という誘い文句でスポーツを頑張る生徒に声をかけ、一定数の人数を推薦入学させる。
生徒たちが選手として結果を残せば、武智に報酬が入る。
結果を残せなかった生徒は、不要となるので学費免除も撤回。
それで大学1年で退学を迫られてしまう生徒が大半だったんですね。
もはや詐欺の手口です(*_*)
そして今回、そのターゲットになったのが、瀬尾と魚住でした。
瀬尾は陸上、魚住は柔道でスポーツ推薦を狙っていましたが、推薦から外れてしまい落ち込んでいました。
諦めかけていたそのとき、武智に推薦の話を持ちかけられる。
メディアにも出演するような先生に推薦をもらえるとあれば、それはもう嬉しくて飛びついてしまいますよね。
過去にそのターゲットとなったのが景山澪奈。
景山には期待の声も高く、大学側としても入学してほしいという気持ちも大きかったのでしょう。
まるで懸賞金のように多額の報酬が約束されていたのかもしれませんね。
武智は景山に真相がバレてしまい、社会的に抹消するべく、ベルムズにフェイク動画の依頼をしました。
しかし、最後に武智は、「俺は彼女に会えなかった!彼女は俺と会う前に…」と言葉を漏らしています。
景山が入った建物から出てきた「キャップを被った男」は武智と特定できましたが、同じ建物ら出てきた彼が「景山と会えなかった」とはどういうことでしょうか?
すると、景山と一緒に建物に入って行った男は、武智を装った誰か?という推測ができます。
武智が景山と会ったのは、すでに亡くなった後なのかもしれません。
武智に報酬を渡していた人物の正体もまだ明かされていませんし、謎は深まるばかりですね!
さいごに
「hunter」こと、フェイク動画をベルムズに依頼した人物は武智大和!
武智が取引をしていた人物とは?
「これからが本番」いよいよ柊の目的が明かされていきますね!
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